高さ約8メートル・幅約11メートル。
流れ落ちる清水が「たますだれ」のように細かく美しいことから、この名で呼ばれる
ようになりました。水音の美しさも特長です。注連縄が飾られていることで見分けられます。
玉簾の瀧は、昭和天皇が明治43年7月、御幼少の砌、小田原御用邸に初めて御滞在された
際に、小田急電鉄湯本停留所から徒歩にてお越しあそばされた場所でもあります。
この折に昭和天皇は、滝の傍らに咲く金糸梅にお心を寄せられ、御携帯されていた手帳に
この花や滝の様子、帰路の車中から御覧の二子山、早川沖に浮かぶ帆船などを写生なされ
たことが「昭和天皇実録」第1の432頁に記されています。