13.5km
箱根石仏群は上二子山と駒ヶ岳の鞍部に位置しており、地質的にも上二子山の溶岩と 駒ヶ岳の溶岩の境界部にあたります。また、元箱根から続く箱根町断層(※2)の延 長上に相当すると考えられています。ここには上二子山もしくは駒ヶ岳の溶岩で構成 される崖をそのまま彫りぬいた磨崖仏と、溶岩を切り出して造った宝篋印塔が あります。 精進池は、中世の箱根越えとして利用された湯坂道が通っていますが、各所に噴煙 が立ち上る荒涼たる風景であったことから、人々から地獄と恐れられました。それ ゆえ旅ゆく人々を救う仏として信仰されたのが地蔵菩薩です。この周辺にはそうした 地蔵信仰に基づく石仏や石塔が数多く建てられ祀られました。これらは元箱根石仏群 として国重要文化財に指定されています。